枯れる意味 



しっかりと枯れている
これには必ず 意味がある

冬の明朗 



枯れた紫陽花の複雑な枝の構造に感動し、
枯れたススキの茫漠と空に溶け込む様に感動している。

そこに自らの心象を投影するでもなく、
そこに春の萌芽を見るわけでもなく、
ただただ、衰滅と死によって露わになる、
形態の構造に感動している。

緑を失った植物が時として見せる、
この圧倒的な明朗さは何なのだろう。

私(たち)も、これからの衰滅にあたり、
この奇妙な朗らかさに、たどり着けるのだろうか。

冬の四大 



十二月に ここまでざわめくことは いままで なかった

見かけ上の非直線 



どんな成功談にも どんな失敗談にも
つじつまの合わない 後日談がある

そういうもの かもしれない

雨が全てを戻してくれる 



完璧に整理された埋め立て地と
ビルだらけの都会の間の 住宅街の
そのまた奥に ひっそりとあった
湿地と 丘と 雑木林

伐採が始まった

メジロ アオジ ジョウビタキ
季節によっては オニヤンマ
きっと もうじき 会えなくなる

でも心配は いらない

千年も たてば

雨が 全てを 戻してくれる