秋が減っていく 

ひどい台風が いくつも通り過ぎて
やっと 秋が来た
気候が 変わっていく



こういう 秋を
あと どれぐらい
体験できるのだろう

いる場所 



自分が どのような時代の
どのような 場所にいるか

自分の 人生が 今
どのような 位置にあるか

咲いて雨 



雑草にまみれ、ひしめき合い、
ほんの少し陽の当たる高みにまで伸び、
そこで力いっぱいに咲き、
そこに雨が打ち付けて、
特に多くの人に見られるでもなく、
しおれていく。

華々しい物事の多くは、
案外、そのようなものかもしれない。

骨、殻、或いは灰 



このような時代の 巨大な河口に いる らしい
追記/補足を読む

新しい冬、新しい孤独 

枝を切られ、寒さで葉が落ち、歪んだ樹木が、
なぜ“救い”のような感情を引き起こすのか、
と考えるに、

似たような境遇にあって感情を持たずにいる樹木を、
似たような境遇にある人間が見上げているから、
なのだろう。



(――見知らぬ別れに寄せて)