人口減少 



ジョルジョ・デ・キリコの描く街や、
C・D・フリードリッヒの描く廃墟と、
今自分が歩いている、人気のない住宅街を比べてみる。
そこにはキリコとも、フリードリッヒとも、
まるで違う虚無、全く違う廃墟が見えてくる。
既視感も、未視感もなく、郷愁も感じない気配。
これはまだ、芸術家によってうまく名付けられていない何かだ、と感じる。

社会科学の人々は、それを当たり前のように「人口減少」と呼ぶ。

私にできることは少ない。

擦過傷 

コンクリートの壁に擦過傷のようなものが続く。
よく見ればそれは、掃除をしようとした跡だと判る。



放っておくことはできなかった。
やり遂げることもできなかった。
やらない方が良かった、とは言えない。
ただただ、ありのままではいられなかったのだ。

そうして擦過傷が残る。

秋の椋鳥 


来たるべき 夜を 冬を 見つめています

夜の足元 

LEDの街灯は 小さな灯りを整列させているので
足元に くっきりと滲む 不思議な影が できます
この くっきりと滲んだ 街路樹の影も
やがて あたりまえに なっていくのでしょう

LEDshadow2017_1.jpg

枯れる意味 



しっかりと枯れている
これには必ず 意味がある