何の知らせでもない 

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意味を見い出せないというより
どうやら 意味がない夢があり
意味を見い出せないというより
どうやら 意味がない現実がある

これは 何の知らせでも ないのかもしれない

土に還らない 



忘れることなどできるはずのないことが、
忘れられ、体の一部になっていく。
土に還るはずのないものが、
じわじわと土に還っていく(ように見える)。

私の体験を消化するのに、
私の肉体は、足りるのだろうか。

目の前で見えない 

きれいな花だ、とレンズを向けると、
花の背後にコンクリートがあることに気づく。
きれいな空だ、とレンズを向けると、
空の手前に電線があることに気づく。



目の前にあるのに全く見えないものが、
機械を通した途端、
ありありと見えてくる。

録音された音のように。

ありふれゆく廃墟は 


誰も 見つめない

仮設の威容 



いつでも壊せる壁であっても
いつまでも壊さずにいれば
それは
威厳を放つようになる