シンセを作ってもらった 

私がどれくらい物事をよくわかっていないかというと、つい最近まで、
「モジュラーシンセで買い揃えたものは、単体シンセに統合できるはずだ」
と思っていたぐらいである。

つまり、モジュラーシンセをある程度購入し、
どういうフィルター、どういうオシレーターが、
どのように結線されていて、
どのようにスイッチ切り替えになっていれば、
自分にとって使いやすいかがはっきりすれば、
どこかのガレージメーカーに持って行って、
「このモジュールとこのモジュールを内部結線して、
このモジュールとこのモジュールはスイッチ切り替えにして、
コンパクトなケースに収納させて、軽くして下さい」

と言えば、さらっとやってくれるのだろうと思っていた。

かなりモジュールを買い込んで、
基板の奥行きに悩んだりしながら、
ある日突然、
「あ、無理だ」
と理解した。
それぞれのモジュールの基板や、それぞれのパネルを、
その基板やパネルに依存したつまみの位置をずらしながら、
1枚の基板なりパネルなりに「さらっと統合」、できるわけがなかろう。

エフェクターの修理かなんかで、楽器屋の店員さんが
「中、基板だから」
と言ってた意味がやっとわかった。
(逆に言えば、この歳までよくわかっていませんでした。)

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が、結線が少ないに越したことはない。
接点が少ない方が事故も減るし、
面積も減らすこともできる。

そういうわけで、以前当ブログで紹介した「パッチシンセ」だが、
あれを使って自分が何をどうしたいと思っているのかが、
自分で大体わかってきたので、
思い切って打診してみて、あれを元に、
自分専用のシンセを作っていただいた。



相当「自分がどうしたいのか」を理詰めで落とし込んでも、
やはり思ったようにはいかないもので、
何度かメールのやりとりや、音のやりとり、動画のやりとり、
そして宅配便による実物のやりとりが続いた。
かなりご無理をお願いしてしまったようにも思う。
JMT SYNTHさん、ありがとうございました)

10/1のライブで何をやるのかは、
現時点ではまだ追い込みに入っていないので、
「使います」とは断言できないが、
舟沢が今までやってきたことの“ある部分”は、
これでかなり小面積・小結線で可能となった。

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思った通りのことをするとういことと、
思いがけないことを引き起こすということ。
その相克を、統合不可能なまま統合しようと突き進んでいくことが、
いつも難しいのです。

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